一口馬主の話です。
23年度産は東京サラブレッドクラブで既に出資済みのレッドエルザの23、クイーンズアドヴァイスの23の2頭で既に予算オーバーなので、追加出資はしない予定なのですが、あと1頭、追加出資しようか迷っている馬を募集番号順に挙げてみようと思います。
父 :キタサンブラック
母父:ルーラーシップ
ジュエルインザサンは父キタサンブラックと相性の良いGreenDancer、Nureyev、BlushingGroom、ノーザンテーストのクロスを持っています。また、キタサンブラック産駒の牝馬は馬格がある馬の方が勝ち上がり率が高く、11/30の更新で450kgある本馬はその点でも期待が持てます。
若干の懸念点としては、管理予定の斎藤誠先生がマイル以下の距離を得意としているので、血統的に中長距離が主戦場になりそうな本馬との相性がどうなのかなという点。
父 :キズナ
母父:キングカメハメハ
父は2歳リーディングを争っているキズナ、繋ぎが短くて立っているのでこの仔はダート向きに出たキズナではないかと思います。初仔の半兄レッドリベルタがダートで既に2勝、2勝クラス突破の目途も立っているところで、母としても優秀なんじゃないかと思っています。
何となく察して頂けると思いますが、半兄に出資しているので完全に血統贔屓です。
父 :ジャスタウェイ
母父:Frankel
本馬とルージュエヴァイユ(エリザベス女王杯2着、大阪杯3着)は父が同じ、母同士が全姉妹なのでルージュエヴァイユと100%同血です。全身東サラ人間的にはルージュエヴァイユと同血というだけで大変魅力的なのですが、11/30の近況更新で馬体重が419kgと小柄であること、体型的がルージュエヴァイユっぽくないことがちょっと引っ掛かっています。あと一口金額。
もうちょっと本馬のストロングポイントを挙げるとするならば、ジャスタウェイ×HighTopの組み合わせは8頭中5頭が勝ち馬となっていて、その中からロードマイウェイ(チャレンジC)、トランスナショナル(4勝)が出ていて優秀です。体型も、ルージュエヴァイユには似ていないけど、デインヒルっぽさが出ていること、牡馬と牝馬の差と考えれば許容できたりしません?ダメ?
価格は……まあ…………。
父 :シスキン
母父:ヴィクトワールピサ
母レッドアネモスは現役時代にクイーンS(G3)勝ち馬。4代母ヴァインゴールド牝系は今勢いがあり、母の全姉ウォーターピオニーはウォーターリヒトを生んでいるので、レッドアネモスにも期待が高まります。
個人的に父シスキンには去年から注目していて、22年度産駒は7頭しかいませんが、既に6頭中3頭が勝ち上がっています。また、シスキンは母父としても優秀だと思っていますし、本馬の母父はヴィクトワールピサ、母母父にサクラバクシンオーと将来の母優先権まで考えると非常に魅力的。
正直追加出資するならこの馬だと思っているのですが、去年募集していたシスキン産駒であるアッフェルマーレの淀みない滑らかな歩様(他のシスキン産駒もすごい滑らかな歩様でした)と比べてしまうと、前捌きに若干の硬さがあって、自分の中で解釈違いを起こしてしまっているせいです。
この馬についてはもう暫く悩みます。
父 :キズナ
母父:PurePrize
母キャンディネバダはアルゼンチンで芝とダートのG1を制した名牝。繁殖牝馬としてもこれまで生んだ6頭全てが勝ち上がっているので本馬にも期待が持てます。
Lyphardクロス持ちのキズナ牡馬は粘り強い競馬をする馬が多く、ディープボンドやパラレルヴィジョン、アスクワイルドモアがこのLyphardのクロスを持っています。馬体重が11/30の更新で418kgとやはり小柄ですが、きっとこれから成長してくれるはずです。
管理厩舎もルージュルリアンを管理している藤原英昭厩舎ということで、個人的には非常に好感を持っているのですが、やはりネックは一口金額。
ひとまずここまで。
文章の書きっぷりからしてもレッドアネモスに一口追加出資しようか悩んでいることは明々白々ですが、もう少し悩みます。